この子は世界を動かす人間だと信じる
長男が生まれたときは「この子はいつも難しいことを考えているような顔をしているからきっと政治家になるわ」
長女が生まれたときは「細長くてキレイな指をしているから、きっとすばらしいピアニストになるわ」
次女が生まれたときは「生物に強く興味を持っているから、きっと偉大な生物研究者になるわ」と強く信じていた私。
「なんて盲目的で親バカなのでしょう」と笑われるかもしれません。しかし、私の信念は揺らぎませんでした。「この子は世界を動かす人間になる」と確信していたのです。
結局子どもたちは政治家にもピアニストにも生物学者にもなっていませんが、医師という職業を選択し、未来へ向かって邁進しています。私は今でも「この子たちはそれぞれが選んだ分野で、大きな業績を残すだろう」と信じています。
「信じる心」の強さ
「信じる心」は自分だけでなく家族や他人にさえにも作用します。
これまでに歴史上の多くの人物が強い「信じる心」を持って世の中を変えてきたこと、人類の発展に貢献してきたことを私たちは知っています。
ただ一つ、「子どもを信じること」。この信念を守り続けてください。私は長男が生まれてから次女が大学合格するまでの27年間、「子どもを信じること」をやめませんでした。私の知らない間にこの信念が魔法のように子供たちを「医学部現役合格」という成功に導いたのです。
不安が生じたら
不安が生じることもあります。それでも親であるあなたは子どもを信じ続けなければいけばせん。あなたが信じられなくなったら誰が、子どものことを信じるのですか。
信じることは人の自由です。同じ夢を抱くなら、大きな夢を子どもに抱きましょう。